MR.くろぱんだの部屋

結婚前・未成年のセックス・妊娠のリスクを考える

 〜はじめてつきあうカップルや、未成年の人は必読〜


人が人を愛し、告白する。お互いに愛しあえば、デートもすればキスもする。やがて、身体をかさね愛し合う、これは自然なことかもしれない。
だが、セックスには妊娠というリスクが常に存在することを忘れてはいけない。
中学生、高校生、大学生にとって「性」と「妊娠」の問題は避けて通れない重要なテーマである。

Mr.くろぱんだは、決して婚前の性交渉を全面的に否定するわけではない。
セックスは大切な愛情表現の1つであり、人生の喜びそのものである。

だが、望まない妊娠は、お互いを傷つける。時には、恋愛や家族まで壊してしまう。
だから、赤ちゃん、子どもができるということの意味を2人が深く理解した上で、結婚前であっても、未成年であっても、2人がセックスをしてもよいかどうか判断するべきだと思う。愛し合っていれば、結婚前でみしてあたりまえのものでは決してない。
そして、避妊に関する正しい知識と、その不確実性について、男性も女性も両方が知るべきである。


セックスをすると子どもができる確率

セックスをすると子どもができる(妊娠する)確率はどれくらいあるのだろうか。
一説には1回で20%〜30%ともいわれているが確実な資料はない。
また、後述するように、女性の側の身体の周期が影響する。
だが、ここで重要なことは確立が高いか低いかではない。

1回だけで妊娠する可能性があるという事実こそ重要だ。

望まない妊娠をすれば、とりかえしのつかないことになる。



  ↑知っているかい?

100%の避妊方法は存在しない

望まない妊娠をさけるためには、避妊が重要になる。

(コンドーム)

一番スタンダードな避妊方法はコンドームの使用である。
男性側が正確に使用すれば、ほぼ避妊できる。だが、使い方をあやまったり、やぶれたりする可能性もある。
だから、必ずしも100%安全ではないが、有効的な避妊方法といえる。
ちなみに、射精しなくとも男性の性器を女性に挿入すれば妊娠する可能性がある。このこと正確に理解せず射精の直前にしかコンドームを使用しないのでは問題外であるが、意外と誤解が多い。
雑誌で無責任に女性が口でコンドームを男性につけてあげようなんて特集が載っているが、コンドームが破損して避妊効果がなくなる極めて危険な方法であり絶対にやってはいけない。


(ピル・経口避妊薬(低用量ピル))

ピル・経口避妊薬(低用量ピル)は女性が錠剤を飲むことで避妊する方法であり、コンドームと違い、避妊という観点からみれば一番有効性のあるものです。基本的にピルは定期的に飲み続けるもの。
しかし、飲み続けることの身体にかかる負担や副作用、飲み忘れることのリスクを考えると、必ずしもおすすめできる避妊方法とはいえない。身体の状況や副作用を考慮して、薬をもらうたびに医師の診察・処方箋が必要となる。近くの産婦人科でピルを処方してほしいといえば、プライベートなことは聞かれずに薬をだしてもらえる。また、タバコ好きの人(ヘビースモーカー)は使用できない。


(安全日・危険日の使い分けでは避妊はできない)

時々、雑誌で無責任な避妊方法として、オギノ式避妊法(荻野式避妊法)なるものが紹介されている。しかし、オギノ式といわれる生理の周期から妊娠しやすい日、妊娠しにくい日を予測する方法は、懐妊方法(妊娠しやすくする方法)として提案されたものである。
科学的に妊娠しやすい日、妊娠しにくい日があることは事実だが、決して妊娠しない日、避妊しなくても大丈夫な日ではない。
中学生・高校生の中に、あたかもコンドームを使わなくても安全な日であるかのような誤解がありますが、絶対と言い切れる日は1日もないというのが事実である。同様に基礎体温法・リズム法といわれる女性の体温を定期的に記録することで生理・排卵日の周期を予測して安全な日をわりだそうとするものがある。しかし、女性の生理の周期は、ストレスや栄養状況などによって周期が崩れることもある。また、あくまで比較的確率が高い日、低い日を予想するだけであって、避妊しなくても安全な日(妊娠しない日)があるわけではない。
望まない妊娠を避けたい場合、必ずコンドームなどで避妊をしながら、なおかつ、危険日を予測して危険日は絶対にセックスしないなど補助的に使用することは有効であるが、この方法単独では避妊効果はない。


(膣外射精は効果なし)

いわゆる男性の性器を挿入しても射精前にぬいて外で射精すればよいという、まちがっている、意外と誤解の多いものである。
しかし、性の快感は男性がコントロールできない場合もあり、射精前だと思っていてもまにあわない場合もある。また、射精する前にも男性が分泌する精液にも微量ながら精子が含まれており妊娠の可能性がある。


(その他の方法)

女性用コンドームや産婦人科で手術してもらうICUの設置などもあるが一般的ではないのが現状。
それ以外に様々な迷信・でたらめな避妊方法(コーラで洗う、すぐにシャワーで流すなど効果なし)がうわさで広まっているが気をつけよう。





避妊手術すればすむ?

望まない妊娠をしても、避妊すればいいと簡単に考えている人もいる。
たしかに、10万円〜30万円で中絶手術をしてくれる病院はある。

だが、もっとも望まない妊娠で問題となるのは女性の心の傷である。
命を殺してしまったということの罪悪感から、精神的ショックをうける。なかには、うつ病など心の病気になる人もいる。
そして、女性だけでなく、男性にとっても心の傷となる。うつ病など心の病気のひきがねにもなる。

そして、社会生活に支障がでる。学校、アルバイト・仕事、受験、家族、友だち関係が狂い始める。

さらに、女性は将来、赤ちゃんがほしいと思っても中絶手術の影響で不妊症になったり病気になる可能性もある。
未成熟な体で妊娠すればするほど、その可能性が高くなる。
中絶手術とは、女性の子宮のなかで生まれつつある命を、外部から殺すことであり、その際に子宮を傷つける可能性は避けてとおれないのである。その場では平気のようでも後遺症が後でわかる場合もある。

妊娠したら、その傷を回復するためには何年もかかる。それは長く重く暗い日々になる。私の友人が体験した望まない妊娠から中絶手術、そして破局とひきこもりの体験から、絶対にみんなに繰り返してほしくないものである。

そして、多くの場合は、その相手との恋愛そのものも挫折してしまう。



営利第一主義の文化が性をゆがめている

日本は「性」が商売に利用されている。未成年のセックスが、テレビ、ドラマ、漫画、ゲーム、映画、ビデオ、インターネットであふれている。
人間の欲望を商売に利用する営利第一主義の文化が、愛していれば中学生でも高校生でも性にふみこむのがあたりまえであるかのような雰囲気と幻想をつくっている。マスメディアは残念ながら社会にとって良いか悪いかではなく、視聴率がとれるのか、本や雑誌であれば何万部うれるのかを基準に仕事をおこない、本来はもっとデリケートな問題であるセックスや性を商売の道具にしてきた。
そのことが、日本の恋愛と性を歪めている。
 愛しあえば男性が女性を押し倒してもいいかのような演出は大問題である。でも、日本人は決してそんな悪い伝統や文化を昔からもっていたわけじゃない。ごく最近、つくられてしまった悪い社会的風潮である。愛しているからこそ、自分と相手の人生をかけがえのないものと思うからこそ、まだセックスがはやいという年齢や時期があるだろう。世界には、キリスト教・カトリックを中心に結婚まではセックスはしないことがあたりまえの国もたくさんある。私は、結婚前であっても、お互いに性と妊娠に関する知識をもち、避妊方法を適切におこなえば結婚前でもかまわないと思う。だが、そこには、どんな避妊方法も100%ではないという覚悟と責任をとる意思がなければならないだろう。今の常識にまどわされてはいけない。それは結局、自分と大切な人を傷つける。


自分の人生を大切に生きるために、
愛する人の人生を守るために、
性と妊娠に関する知識は、男性も女性も、
双方が身に着けるべき、大人になるために必要不可欠なステップである。



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(関連記事)

先日、ライブドア(livedoor)のニュースサイトで、女子大生が「性体験をはやまらないで」と呼びかけている記事を見かけた。

「セックスは早まらなくていいんだよ」―― 関東圏を中心に中学・高校生にそう呼びかける女子大生がいる。彼女の名前は、遠見才希子さん(23)、聖マリアンナ医科大学の3年生だ。「気軽に、楽しくまじめに性を考える場が必要」と、2年生から一人で講演活動を続けるようになった。

 「中学生や高校生のときって、無理して恋愛してた。彼氏いる子を見ると、自分も恋愛しなきゃって、無意識に焦らされてた。雑誌には、恋愛特集とか、初体験の平均年齢とか、そんな情報がたくさん。高校生にもなれば誰かと付き合って、その先には当たり前のようにセックスがあった」。8日、都内で開催された講演会で遠見さんは、自身の過去をそう振り返る。

 「今は中高生に『経験早まらないで』と言いたい。私が高校生のときは、誰にも教えてもらえなかった。教えてもらえてたら、自分の体も大切にできたかなって思う」

 現在、若者たちを中心に、性感染症や望まない妊娠が広まっている。原因は知識不足や、不特定多数とのセックス、コンドームを正しく使わないことなどがあげられる。遠見さんは「思春期の不安定な気持ちから、セックスで紛らわす傾向がある」と指摘する。

 11月10日に発表された「渋谷におけるハイティーンの性およびSTDに関する意識・実態調査」(「STOP! STDを考える会」調べ、有効回答者:高校生および20歳未満の男女)によると、渋谷駅周辺に集まる高校3年生の71.2パーセントが性交渉の経験があり(一人当たり平均3.5人)、31.8 パーセントはコンドームが性感染症防止に有効であることを知らなかった。

「感染広がるゲーム」で性感染症の現実を知る
 遠見さんは講演の冒頭、水の入ったコップを人数分用意した。

 参加者同士が、1対1でコップの水を混ぜ合い、元に戻す作業を、4回繰り返す。この「感染広がるゲーム」は、性感染症がどの様に関するかを体験するもの。水の交換はセックスを表し、水は精液や膣分泌液といった体液を表す。

 事前にひとつのコップに「性感染症」としての、水酸化ナトリウムを混ぜた。アルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液は、指示薬「フェノールフタレイン液」を混ぜると赤色に染まる。17個のコップのうち、透明なままなのは、わずか1個だった。

 わずか4回の交換で17のコップに感染した。しかし、実際はコンドームを正しく使うことで感染を防ぐことができるのだ。

 ゲームでは、直接感染源のコップと交換しなくても、感染していることがわかる。「たとえ初めての彼氏でも、彼には元カノがいて、元カノには元カレがいるかもしれない。セックスって自分は知らない他人とつながっちゃう可能性があるんです」と遠見さんは警鐘を鳴らす。

 遠見さんは講演後のインタビューで「大人が思っている以上に、子どもたちは正しい性の知識を欲しがっている。放っておかないで」と訴えた。そして、「これからも講演活動を続けていく」と意気込んだ。





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